先日、やっと「AVATAR」観てきました。
ちゃんと3D IMAXでです。
なるほど3D元年の幕開けを謳うのもうなづける映像で、これまでの映画とはまったく異質の体験でした。
遠くからホームに入ってくる汽車──。
映画の父と呼ばれるリュミエール兄弟のフィルム「汽車の到着」。100年以上も昔の観客は向かってくる汽車にあわてふためいたという、まことしやかな話があります。
事の真偽はともかく、画が動くという体験を初めて味わった人たちの驚きは想像に難くありません。
「AVATAR」を観ながら、彼らと同じ驚きを、2D→3Dという形で味わっているのかな、と思いました。
しかし、ジェームス・キャメロン監督は執念と凝り性の人だと再確認。
スクリーン上に映るすべてのものが本当によく作り込まれています。
(あんなPCモニター、欲しい!)
また、奥行きを意識したカメラワーク、フォーカスの合わせ方も、じつによく3Dを研究した上で撮影されています。観客に驚きを与えて一気に世界に引き込もうという意図なのでしょうか、とくに冒頭約1時間はこれでもかという感じです。
宮崎駿監督は、垂直の動き(上昇と落下)を意識して創作されているそうですが、これからの映画監督は、水平・垂直・前後と、3軸の動きを意識した演出が求められることになるのでしょう。
物語性はさておき、3D映像の没入感覚は必見(必感!?)です。
VFXスタッフの多さはエンドロールで分かる通りの労作。
こればっかりは地上波で観てもどうにもなりません。
ご覧になっていない方は劇場へ、お急ぎになられたほうがいいかもしれません。
‘ライフカルチャー’ カテゴリーのアーカイブ
「観るのではない。そこにいるのだ。」のコピーは伊達じゃない
2010 年 1 月 14 日 木曜日Farewell, Buell….
2009 年 10 月 28 日 水曜日
仕事とはまったく関係のないハナシですが、哀しい報せが…。
2009年10月15日の発表で、Buellが生産・開発を止めることが明らかになりました。
がっびーん!!
ショックです。えらいショックです。
出たばかりの2010年モデルが最終ラインナップです。ぐっすん。
今後10年は補修部品を供給しサポートを維持するとのことですが、ニューモデルが出ないというのがなにより淋しい…。
ビューエルの歴史は26年で幕ということになります。
ビューエルモーターサイクルカンパニーは、1998年からハーレーダビッドソン社の100%子会社になりましたが、
「なんとかならんかったのか!?
ハーレーダビッドソン!」
と、100dbオーバーで絶叫せずにはいられません。
創業者エリック・ビューエルからのメッセージ、
エリックの沈痛な面持ちに、こちとらも胸が痛いよ…。
あんなにキテレツで最高にイカしたバイクはそうはない。
ハーレー社の「選択と集中」がこの決断なのだろうけど、アメリカが誇るフロンティア・スピリットはどこに行ってしまったんだい?
いつからスーツをびしっと着こなした計算高いセールスマンになってしまったんだい?
時代が時代ではあるけれど、世知辛いにもほどがある。
またいつか、エリック親父のつくるバイクが見てみたい。
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本日の食材はミラクルフルーツ。
2009 年 8 月 25 日 火曜日
■好奇心のタネ
先日、都内のスーパーで、ミラクルフルーツを発見!ワクワクを抑えきれず、さっそくお買い上げ。
一粒、580円也。

ミラクルフルーツ
ミラクルフルーツが「miracle」である由縁は、この実を食べると、その後しばらく酸っぱいものが甘く感じられるよう味覚が変化してしまうため。ほとんど魔法のようですが、これ、テレビなどで見たことのある方も多いでしょう。
西アフリカが原産で、日本では小笠原諸島で栽培されていると耳にしたのですが、こちらは神奈川県産。どうやら葉山あたりで育てられているらしい。
(※調べてみたら近頃は amazonでも扱っているようで…。すごっ!)
以前、小笠原の父島に行く機会があったのですが、トライするチャンスに恵まれず、あおずけになっていました。小笠原村のカタキを23区で討つ!?
ついにリベンジです。
実の大きさは、ちょうど落花生ぐらい。
口にすると、熟して軟らかいサクランボのような食感で、中心にはすこし縦長のタネが。
この果肉やタネを、舌の表面によくからめるように、…しばしモゴモゴ。
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