常勝・日本の頭脳はユニークなのだ!

2009 年 10 月 3 日

2009 Poster

2009 Poster

またイグ・ノーベル賞 (Ig Nobel Prize)の季節です。
今年もまた日本人研究者が賞を獲得しました。3年連続です。

選考基準は「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」。
過去を振り返れば、オカルトなトンデモ研究もあれば、真面目な研究者による正当で先進的な研究もあるという玉石混淆なラインナップです。

今回、生物学賞を受賞した田口文章北里大名誉教授はもちろん後者。
パンダの糞から生ゴミを効率よく処理できる菌を発見したことが評価されました。

ゴミやバイオマスを菌に分解させて減量させたり、水素やエタノールといった環境に配慮したエネルギー源を取り出そうという試みは、環境分野では盛んなテーマです。
しかし、「パンダは消化の悪い笹を常食としているから、その腸内細菌にはいままでにない能力を秘めたヤツがいるだろう…」と目星をつけるあたりは慧眼と言うほかありません。

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Good job, HTV !!

2009 年 9 月 18 日

Courtesy of JAXA

Courtesy of JAXA

日本時間早朝、注目の宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)が無事、ISSとのドッキングに成功しました。

打ち上げ〜ランデヴ〜結合と、
ここまでまさに「惚れてまうやろ!」と、叫びたいほど完璧な仕事ぶりです。

ルーマニア上空でISS側がアーム(SSRMS)を伸ばし、トルコ上空でキャッチ、約6時間かけて、取り付け/電力・通信ライン接続を完了させたそうです。

スペースシャトルの退役時期についてはまだ議論がつづいているようですが、遅かれ早かれ運用停止は免れえないところ。
ペイロード能力の高さで唯一代替が可能であるHTVが、今回見せたパフォーマンスに拍手したのは日本だけではないでしょう!


宇宙時代がまた一つ身近に感じられた、明るいニュースでした。

Good job, our technical expert !


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本日の食材はミラクルフルーツ。

2009 年 8 月 25 日

■好奇心のタネ

先日、都内のスーパーで、ミラクルフルーツを発見!
ワクワクを抑えきれず、さっそくお買い上げ。
一粒、580円也。
ミラクルフルーツ

ミラクルフルーツ


ミラクルフルーツが「miracle」である由縁は、この実を食べると、その後しばらく酸っぱいものが甘く感じられるよう味覚が変化してしまうため。ほとんど魔法のようですが、これ、テレビなどで見たことのある方も多いでしょう。

西アフリカが原産で、日本では小笠原諸島で栽培されていると耳にしたのですが、こちらは神奈川県産。どうやら葉山あたりで育てられているらしい。
(※調べてみたら近頃は amazonでも扱っているようで…。すごっ!)

以前、小笠原の父島に行く機会があったのですが、トライするチャンスに恵まれず、あおずけになっていました。小笠原村のカタキを23区で討つ!?
ついにリベンジです。

実の大きさは、ちょうど落花生ぐらい。
口にすると、熟して軟らかいサクランボのような食感で、中心にはすこし縦長のタネが。
この果肉やタネを、舌の表面によくからめるように、…しばしモゴモゴ。

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