先日、やっと「AVATAR」観てきました。
ちゃんと3D IMAXでです。
なるほど3D元年の幕開けを謳うのもうなづける映像で、これまでの映画とはまったく異質の体験でした。
遠くからホームに入ってくる汽車──。
映画の父と呼ばれるリュミエール兄弟のフィルム「汽車の到着」。100年以上も昔の観客は向かってくる汽車にあわてふためいたという、まことしやかな話があります。
事の真偽はともかく、画が動くという体験を初めて味わった人たちの驚きは想像に難くありません。
「AVATAR」を観ながら、彼らと同じ驚きを、2D→3Dという形で味わっているのかな、と思いました。
しかし、ジェームス・キャメロン監督は執念と凝り性の人だと再確認。
スクリーン上に映るすべてのものが本当によく作り込まれています。
(あんなPCモニター、欲しい!)
また、奥行きを意識したカメラワーク、フォーカスの合わせ方も、じつによく3Dを研究した上で撮影されています。観客に驚きを与えて一気に世界に引き込もうという意図なのでしょうか、とくに冒頭約1時間はこれでもかという感じです。
宮崎駿監督は、垂直の動き(上昇と落下)を意識して創作されているそうですが、これからの映画監督は、水平・垂直・前後と、3軸の動きを意識した演出が求められることになるのでしょう。
物語性はさておき、3D映像の没入感覚は必見(必感!?)です。
VFXスタッフの多さはエンドロールで分かる通りの労作。
こればっかりは地上波で観てもどうにもなりません。
ご覧になっていない方は劇場へ、お急ぎになられたほうがいいかもしれません。
「観るのではない。そこにいるのだ。」のコピーは伊達じゃない
2010 年 1 月 14 日21世紀も早や10年目
2010 年 1 月 4 日
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
年末年始の休み中にOSのアップデートとHDDの増量(4TBてんこ盛り)を実施。
HDDのは容量UPにともない、転送速度の向上も果たすべく、eSATAで接続することにしました。こちらは比較的すんなりと作業が完了したのですが、OSのアップデートで問題が…。
出てしまいました。
デスクトップや特定フォルダのアイコンが、何度か起動すると並び変えられてしまうトラブルが!
この問題は早い時期から指摘されていたようですが、出る場合と出ない場合があるようで…。
いざ、やられてみるとかなり「イラっ」と来ます。(-_-メ)
まだ、ちょこちょこと基本的なところでバグがあるようですね、OS 10.6(Snow Leopard)は。
しばらく様子見ですが、もしかするとダウングレードするかもしれません。(泣)
10.5のLeopardは何の問題もなく快適だっただけに残念!
しかし、早いものです。
「21世紀もついに10年目」ですが、昭和が終わってからの時代の早さは尋常ではございません。
ITとか家電なんて特にで、めくるめく、めくるめくです。
インターネットにケータイ、薄型TVにHDDレコーダ。EV(電気自動車)にカーナビ。それにウォシュレットとか…。
子どものころには身の周りになかったモンなぁ。
つぎの10年、20年。いったい生活どう変わっているのか──。
ワクワクすると同時に、がんばって追いついていかなきゃ!ですね。
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どうしたって費用の高さがネック
2009 年 12 月 22 日
以前にも取り上げた子宮頸がん予防ワクチンの販売が本日からスタートしました。
しかし結局、保険適用は見送られ全額自己負担(公費負担なし)になりました。
販売が開始されたサーバリックスは半年間に3回の接種が必要で、合計で3〜4万円ぐらいかかることになるようです。
これでは普及は見込めないでしょう。
今後は、米国FDAですでに承認されている同種のガーダシル(万有製薬/メルク社)も国内承認される見通しで、ワクチンの選択肢も増える予定です。
経済状態が悪く、財政の厳しい報道がつづいていますが、いずれは安全性と医療経済効果をよくよく検討して、公費負担の方向へ舵を切ってもらいたいところです。
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ダーウィン・イヤーを締めくくるジャンボなニュース
2009 年 11 月 25 日
今年は、ガリレオによる望遠鏡での初の天体観測から400年目にあたる「国際天文年2009」ですが、ダーウィン生誕200年、そして「種の起源」発表から150年の節目となるダーウィン・イヤーでもあります。
それを記念して24日、ロンドンのクリスティーズで、初版本のオークションが行われ、10万3,250ポンド(約1,515万円)!で落札されたそうです。気になる落札者は匿名希望だとか。
ところで初版の発行部数は1,250部。
たった1,250冊ですが、後の生命観をガラっと変えてしまい、現代の「生物多様性」の視点にまでつづくわけですからスゴい話です。
(もっとも、世界にはいまだ「危険な書物」として進化論を教えないような土地もありますが…)
競売された初版本が見つかったのは、イギリス南部民家の客用トイレの本棚!でそうで、うーん、まさに掘り出し物。あるとこにはあるもんですね!?
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Farewell, Buell….
2009 年 10 月 28 日
仕事とはまったく関係のないハナシですが、哀しい報せが…。
2009年10月15日の発表で、Buellが生産・開発を止めることが明らかになりました。
がっびーん!!
ショックです。えらいショックです。
出たばかりの2010年モデルが最終ラインナップです。ぐっすん。
今後10年は補修部品を供給しサポートを維持するとのことですが、ニューモデルが出ないというのがなにより淋しい…。
ビューエルの歴史は26年で幕ということになります。
ビューエルモーターサイクルカンパニーは、1998年からハーレーダビッドソン社の100%子会社になりましたが、
「なんとかならんかったのか!?
ハーレーダビッドソン!」
と、100dbオーバーで絶叫せずにはいられません。
創業者エリック・ビューエルからのメッセージ、
エリックの沈痛な面持ちに、こちとらも胸が痛いよ…。
あんなにキテレツで最高にイカしたバイクはそうはない。
ハーレー社の「選択と集中」がこの決断なのだろうけど、アメリカが誇るフロンティア・スピリットはどこに行ってしまったんだい?
いつからスーツをびしっと着こなした計算高いセールスマンになってしまったんだい?
時代が時代ではあるけれど、世知辛いにもほどがある。
またいつか、エリック親父のつくるバイクが見てみたい。